平田 誠 (HIRATA, Makoto)no photo

所属

大分大学応用化学科 准教授

連絡先

  • E-mail:mhcc.oita-u.ac.jp
  • 〒870-1192 大分市旦野原700番地
  • TEL:097-554-7901
  • FAX:097-554-7901

所属学会名

化学工学会,日本水環境学会,溶媒抽出学会

研究分野

バイオ

研究キーワード

乳酸発酵,溶媒抽出,ゼロエミッション,リサイクル,廃棄物処理,排水処理

研究概要

  1. 有機性廃棄物を利用した乳酸発酵
    概要:乳酸を原料とするポリ乳酸は,適度な生分解性を持つ化石資源に依らないプラスチックとして期待され,今後多大な需要が見込まれています。本研究では,生ごみや野菜くずなどの有機性廃棄物を原料として乳酸を発酵生産し,有機性廃棄物という可燃ごみとプラスチックという不燃ごみの両方のごみ問題のソリューションとすることを考えています。発酵に適した装置・操作法を開発するとともに,電気透析や溶媒抽出を用いた乳酸の効率的回収法についても検討しています。
  2. 産業排水処理システムの開発
    概要:石炭火力発電所の脱硫排水には石炭に由来するほう素が多量に含まれており,近年の排水規制強化に伴い除去することが必要となっています。本研究では,2種のアルコールを混合した溶媒を用いて抽出回収するシステムの開発を行っており,本系における抽出機構や速度についても明らかにしています。また,有機性の排水については,水産物加工場の排水を対象として,簡易処理装置の開発を行っています。
  3. 産業廃棄物の再資源化
    概要:間伐や家屋解体に伴って生ずる木材チップのマテリアルリサイクル(mechanical recycle)として,高温加圧法によるボード化に取り組んでいます。天然の木材チップのみを原料として接着剤などを一切使用しないため,環境に優しいばかりでなくシックハウス症候群を引き起こす危険性がないなどの特徴を持っており,ボードの調製条件や機能性などについて検討しています。また,LSI製造プロセスにおいて発生する廃溶媒,廃シリコン,廃プラスチックや水産物加工場における魚のアラなどの廃棄物についても再資源化に取り組んでいます。


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照会先(HP URL)

http://www.appc.oita-u.ac.jp/chemeng/

紹介記事

http://www2.cc.oita-u.ac.jp/eng/seeds/seeds_071.html

論文リスト

http://www.appc.oita-u.ac.jp/chemeng/の研究成果をご覧下さい。

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